展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2011年 10月 06日 |
仏像の修復を通して伝統的な技法を学び、相撲.キックボクシングなどの格闘技をモチーフにカラクリ.あやつりを用いて動く彫刻作品を発表している淺野健一の新作展を開催いたします。今展では、小作品を含む約7点を発表いたします。是非ご高覧下さい。
淺野健一 1981年 愛知県生まれ 1999年 愛知県立旭丘高等学校美術科卒業 2004年 愛知県立芸術大学美術学部彫刻専攻卒業 2006年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了 2010年 第13岡本太郎現代芸術賞・入選
アーティスト・ステートメント 小さい頃、人は死んだらまた生まれ変わるんだと聞いてとても怖くなったのを、今でも覚えてる。 「終わりがない」ということに対して漠然とした不安を抱いてた。 それは今でも変わらない。同時によくやってたテレビゲームで感じてた、全ステージをクリアした後で何事もなかったかのように初めから始まるあの絶望感。 骨になって死んだキャラクターが三秒後には復活して、また冒険を始める死への希薄感。 そもそも入れ物であるキャラクターを選択してゲームの世界に入っていくのは、新たな誕生。それは見た目だけが違う人間の姿を示唆している。ゲームで遊ぶことで死生観が構築されてきた僕は、やはり玩具やゲームをモチーフに死生観を表現してみようと思う。
全文提供: GALLERY IDF
会期: 2011年10月8日(土)~2011年10月30日(日) 会場: GALLERY IDF レセプション: 2011年10月8日(土)17:00~19:00
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最終更新 2011年 10月 08日 |