根上恭美子さんは1982年群馬県生まれ、2008年東京芸術大学美術研究科彫刻専攻（大学院）卒業、私たちのギャラリーでは昨年1月及び10月のグループ展に出品して、そのユニークな彫刻表現が好評を博しました。根上さんは犬のように見られる動物を木彫や粘土などで作品化しますが、そのどれをとっても人物を想起させ、その足が人間の足である時は見る者を惑わせます。今展でもぶっ飛び気味の彫刻が本領発揮、数体の犬もどきが足を縛られて太めの針金で吊り下げられ、妙にリアルな人物が空を飛びます。展示は下記のコメントの通り謎めいていますが、内容はご覧になってのお楽しみ、両国のスペースで根上恭美子の奔放なイメージとユーモア世界をご堪能ください。

作家コメント
ぺヤングが主食の29才・ゆうじと焼豚（チャーシュ）の心温まる日常を描いた、ゆうじと焼豚（チャーシュ）の5カ月。日給8000円で日々、交通整備のおわびに頭を下げ続ける安全太郎真実のドキュメンタリ。マサチューセッツの片田舎で明日のスターを夢見る少女たちの挫折と葛藤の人間ドラマ・ドリームガールズ。もちろんオマケのポロリ途中下車の旅・スターだらけの大運動会。なぜか周りに明太子が好物と思いこまれているネガミとのファースト・コンタクト
2009年　根上恭美子

※全文提供： ギャラリーモモ