展覧会
|
執筆: 記事中参照
|
公開日: 2011年 8月 29日 |
自作の蝋絵具を幾重にも重ね、熱風や火で溶かし、削りながら画面を構築している。 隣接した色、素材、温度、様々な条件が合わさって思わぬ効果を生む様は、鉱物の絶え間ない輪廻として織りなす地質作用を思わせる。足元にある小さな石ころには膨大な時間と痕跡が刻まれている。
小さな粒子は長い年月をかけ熱、圧力、堆積、風化、浸食、変成を繰り返し地球規模の物質大循環を繰り返す。 そんな途方もない時間に思いを馳せた時、人の寿命は一瞬だが、我々もまた、あらゆるものに影響され、変成し痕跡を残しながら循環しているのだと気付かされる。植物、生物、鉱物、人間、すべてが地球の一部であり、宇宙と直結しそのしくみに組み込まれ生と死を経験する。
花や果物の部分をを通して、生命の輝きをを表現していたかのように見えた作家が、宇宙の無限の循環を意識した作品に取り組んでいます。高さ1.8メートル幅3.6メートルの大作、他。
嶋津晴美 Shimazu Harumi 兵庫県生まれ 東京都在住 大阪市立工芸高等学校写真工芸科 卒業 京都造形芸術大学 芸術学部美術科 卒業
個展 2011年 3月 「A part of the EARTH Vol.2」Gallery at the HYATTⅠ/ハイアット・リージェンシー・大阪 2010年12月 「A part of the EARTH」Mi Cafeto(東京) 2009年10月 Gallery LEXUS Senboku / レクサスショールーム泉北(大阪)/GATHⅠ巡回展 2008年-2009年 「ひかりは満ちている Vol.2,Vol.4」Gallery at the HYATTⅠ,Ⅱ/ハイアット・リージェンシー・大阪 2005年-2008年 ギャラリーKINGYO(東京)毎年個展 /アートリンク2005、2007芸工展参加
グループ展 2011年 8月 「A part of the Earth」旧廣盛酒造 中之条ビエンナーレ(群馬県) 2011年 2月 “2011214” Gallery KINGYO(東京) 2010年 4月 “7Ways”space inno/韓日交流展(韓国) 2010年 4月 “RECONSTRUCT”二人展 Gallery Objective(東京) 2010年 2月 “WAX WORK SITE Vol.8”Ggallery saoh & tomos(東京) 2010年 2月 “2010214” Gallery KINGYO(東京) 2009年 8月 “WHEN WORKS PASS INTO THE PUBLIC DOMAIN?” Gallery Objective(東京) 2009年 7月 “Zoom up that our small world”Gallery H(韓国)/日韓交流展 2003年より多数参加
全文提供: ギャラリーKINGYO
会期: 2011年10月11日(火)-2011年10月16日(日) 会場: ギャラリーKINGYO
|
最終更新 2011年 10月 11日 |