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永岡大輔 展:RING WONDERING
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 2月 17日

copy right(c) Daisuke NAGAOKA / Coutesy of hpgrp GALLERY TOKYO

緻密な線と豊かな物語性が特徴の作品で活動の場を広げる永岡大輔による新作展、「RING WONDERING」」の開催をご案内申し上げます。鉛筆やインクの線を繰り返し重ね、目を見張る繊細さで描かれるドローイング作品を中心に制作する永岡は、記憶の中に構築されたストーリーと、記憶の中に消え去る直前の儚さを併せ持つ不思議な世界を表現しています。

本展のタイトル「RING WONDERING (リング ワンダリング)」とは、輪形彷徨(りんけいほうこう)と訳され、ランドマークが無い、視界を奪われた、方向感覚を失った等の理由で、無意識の内に文字通り円形に同一地点を彷徨い歩く事を言います。見たことの無い世界に迷い込んだ不安感や出口の見えない焦燥感、そして居場所を見つけた時の安堵感。世界が大きく変わろうとしている今日、私達の存在する世界と、永岡が感じ取る異次元の世界の狭間を、確実な画力で表現しています。

1973年生まれの永岡は日本大学卒業後渡英、2003年にロンドンのWimbledon Schoolof Artで修士課程を修了しました。帰国後はTokyo Wonder Siteを始め世界各国の個展、グループ展で作品を発表。hpgrp GALLERY 東京では昨年に続き二回目の個展です。

※全文提供: hpgrp GALLERY 東京


会期: 2009年4月3日-2009年4月26日
会場: hpgrp GALLERY東京

最終更新 2009年 4月 03日
 

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