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リカルダ・ロッガン:Old World
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 7月 27日

《Reset 4》 2011年 | C-Print, 120×150cm | Courtesy Galerie EIGEN + ART Leipzig/Berlin and ANDO GALLERY

リカルダ・ロッガンは1972年旧東ドイツ、ドレスデン生まれ。ライプツィヒ視覚芸術アカデミーで写真を学び、2004年修士課程修了。2003年にはロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートに留学しています。2005年に東京国立近代美術館で開催された「ドイツ写真の現在―かわりゆく『現実』と向かいあうために」では、最年少の出展者として注目を集めました。

アンドーギャラリーで2回目の個展となる本展では、2つの新シリーズ「Ausgänge」「Reset」各7点を発表いたします。さらに「Sedimente」シリーズから、日本初公開となる新作3点も併せて展示します。これらの3つのシリーズは、いずれも考古学的発見で知られる地中海のキプロス島にて撮影されました。「Ausgänge」(出口)は、人工的にあるいは自然に形作られた洞窟を、「Reset」(再設置)は、長い間放置され埃や煤を被ったレースゲーム筐体を、そして「Sedimente」(堆積物)は、遺跡発掘現場のような場所をモチーフにしています。それらの事物や場所は皆すでにその役割を終え、打ち捨てられ、もはや何の機能も持っていません。3つのシリーズの被写体はさまざまですが、人間の行動と時間の痕跡へと向けられる彼女の関心を通して、過ぎ去ったそれぞれの問題を現在から見つめ直します。どうぞご高覧ください。

全文提供: アンドーギャラリー


会期: 2011年9月6日(火)-2011年11月26日(土)
会場: アンドーギャラリー

最終更新 2011年 9月 06日
 

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