現在、トーキョーワンダーサイトのレジデンス・プログラム「二国間交流事業プログラム」によりスイス・バーゼルのイアーブ（iaab）で滞在制作している大巻伸嗣さんが、現地のプロジェクトスペースBasementで7月16日（土）より個展「Memorandum」を開催している。

展示内容は、バーゼルとその周辺で集められた100以上の花や文様を使ったインスタレーションで、7月26日（火）まで開催中。詳細はイアーブ公式ウェブサイト＜http://www.iaab.ch/iaab-e-111.asp?id=115&status=1＞にて。

大巻伸嗣さんは1971年岐阜県生まれ。1997年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。2000年、第1回トーキョーワンダーウォールに入選し、2002年にTWS本郷にて「ECHO」を発表。2003年TWS本郷での「Out of the Blue」展に参加。2006年、二国間交流事業プログラムで、韓国・ソウルのサムジースペースにて滞在制作する。金沢21世紀美術館、府中市美術館、岐阜県美術館での個展のほか、横浜トリエンナーレ2008、アジアパシフィック・トリエンナーレ2009、瀬戸内国際芸術祭2010などに参加。日本国内のみにとどまらず、世界中のギャラリー、美術館などで意欲的に作品を展開している。