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江川純太:正解も不正解も消えた。それが答えなのか?
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 4月 27日

《彼女の音を聞かせてくれ。理解は出来なくてもいい》
2011年|キャンバスに油彩|91x91cm
画像提供:eitoeiko|Copyright © Junta Egawa

昨年8月の弊廊における初個展「火星の記憶」にひきつづき、江川純太の2度めの個展となる本展では、4月に表参道スパイラルで行われたアートフェア「行商」において好評を得ました作品を中心に発表いたします。

二次元空間における色彩と構成には、未だ底知れぬ可能性があります。江川が見た正解と不正解は、芸術の問題であったのでしょうか。それとも安全神話の崩壊した現代社会に対する寓話なのでしょうか。正しいと思われること、間違っていること、その両方が消え失せたとき、その結果に作家はどう立ち向かっていくのでしょう。

「優れた芸術作品とは今・現在・ここというものをより明確に感じさせてくれるものだ」
と江川は語ります。そして、
「目の前の現実と対話することによって、追い着けない『今』についての理解を深め活性化することが芸術家の役割である」
と彼は考えます。正解や不正解を超えて探し求めた新しい大地。気鋭の作家がみせる現代の抽象画をご高覧ください。

江川純太(1978年神奈川県生まれ)
2003年 多摩美術大学絵画学科日本画専攻卒業
2008年 シェル美術賞入選
2010年 トーキョーワンダーウォール入選

※全文提供: eitoeiko


会期: 2011年5月7日(土)-2011年6月4日(土)
会場: eitoeiko

最終更新 2011年 5月 07日
 

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