| EN |

はざま - Between Images -
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 4月 23日

画像提供:ギャラリーノマル

写真(あるいは写真技法)を用いて制作された、被写体の意味や文脈に依らない“見る”という行為・事象の本質を探ることをテーマとしたグループ展。今展にあわせて制作された新作をはじめ、希少な版画作品など、多様な作品を一堂にご覧いただける、またとない機会となっています。

秋岡美帆/Miho Akioka
1952年、神戸生まれ。長年にわたり、空や木立の光りと影が織りなす多様なゆらぎの表情を撮影、見たままの大きさで再現するために大型インクジェットプリント・NECOという印刷技術を主に用いて制作している。現在、作品は国内外の美術館に多数収蔵されている。

稲垣元則/Motonori Inagaki
1971年、京都生まれ。写真、映像、ドローイング等のメディアを用いて、自然物や身体をモティーフに特定の物語や感情といったものを排除した、主観の介在しないイメージ同士が影響しあい、全体が緩やかな像を結ぶような独自の世界観を有した作品制作を展開。

大島成己/Naruki Oshima
1963 年、大阪生まれ。主に写真を用いた作品を制作。日常の中で認識する物質に対する意味性をイメージの中から消去し、その過程で立ち現れる要素(光・色彩・イメージの触覚感)を増幅させて提示する彼の作品は、オランダ、イタリアの大規模な国際展でも出展され高い評価を得ている。

田中朝子/Asako Tanaka
1972年、大阪生まれ。日々の生活の中での些細な錯角(ズレ)を独自の視点から切り取り、繊細に、また大胆な発想で作品へと昇華させる。写真をはじめ、立体、インスタレーションなどの多様な表現手法を用いて、世界の有り様を掴み取る試みを展開している。

豊富春菜/Haruna Toyotomi
1973年、富山出身。日常的な風景や事象をとらえた映像を、大胆なトリミングや色彩の要素を抽出することで映像の意味性を排除した、独自の世界観を創出する。近年では、描画材に樹脂を用いた新たな技法に取り組み、映像に物質感を持たせることで新たな表現を獲得した。

※全文提供:ギャラリーノマル


会期: 2011年5月4日(水・祝)-2011年5月23日(月)
会場: 日本橋タカシマヤ美術画廊X

最終更新 2011年 5月 04日
 

関連情報


| EN |