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阿蘇山晴子:宙遊<ちゅうゆう>
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 3月 31日

画像提供:マキイマサルファインアーツ

全てが作品の素材になりうると認識している。
もちろん自分自身も含めて。
今回の展示で捉えた気象状況は、惑星のうち金星と火星である。
金星=女性、火星=男性の二頭の虎として、主題を仏教説話・捨身飼虎を取材した物語を構成、ダンスパフォーマンス「宙遊」を行なう。
音楽はTetsuya Hayakawa作曲の「宙遊」のためのオリジナル曲であり、振付指導は高橋徹による。

作家コメント
3月11日、私は池袋で巨大地震に出会い、危険な一昼夜を過ごした。
帰宅した我が家に生じていた異変は、私の守り本尊十一面観音をおまつりしてある棚から、数種類の仏具が落下していた事であった。
振付指導の高橋徹は、新木場で巨大地震に出会い、白バイに注意を受けるも津波の危険を冒して、帰宅した。彼の家に生じていた異変は、2009年8月芝山仁王尊観音教寺でのダンスパフォーマンス「天の叢雲<あまのむらくも>」の折に、私が夫人の安産を祈願し、生まれたお嬢さんの初節句に贈った身代わり雛が、本棚から落下していただけであった。
私たちは、ご加護をいただいた。
被災された全ての方と、地上歩む生き物たちにご加護のある事を祈念して、謹んで『宙遊展』を開催いたします。
-2011.3.28 阿蘇山 晴子

阿蘇山 晴子 Haruko ASOZAN
インスタレーションに取り組んで25年ほどになる。今回の展示は、昨秋ダンスパフォーマンス「動霧<どうむ>」の際、柳井嗣雄とのコラボレーションで得た成果からの展開である。
1947 大分県日田市生まれ
お茶の水女子大学 卒業
現代アーチストセンター展運営委員、臨床発達心理士

※全文提供: マキイマサルファインアーツ


会期: 2011年4月1日(金)-2011年4月12日(火)
会場: マキイマサルファインアーツ

最終更新 2011年 4月 01日
 

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