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humanite lab vol. 38 高橋久美子:self-frame
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 3月 11日

《tea house》アクリル、綿布|50x50x7.4cm
画像提供:ギャルリー東京ユマニテ
Copyright © Kumiko Takahashi

ギャルリー東京ユマニテが若手作家を紹介する実験的な展覧会「humanité lab」。今回は高橋久美子(たかはし・くみこ)を紹介いたします。高橋は1981年愛知県生まれ。2006年愛知県立芸術大学大学院修了後、名古屋を拠点に制作活動を行っています。今回は東京での初個展となります。キャンバスの一部が異様に飛び出た画面には草花や風景が描かれ、異なったイメージとも重なり、とてもユニークな作品になっています。会期は1週間と短いですがこの機会に是非ご高覧下さい。

作家コメント
幼いころよく家族で遠くに出かけるときの長い車中で、車の窓から遠くを眺めると車酔いをしないよと母に言われ、よく流れていく遠くの風景を見ていたという思い出があります。それは今でも癖になっていて、そのころから風景を見ること、特に窓から見ることに関心を持っていることに気づきました。それは、例えば動かない景色の中で全くその風景と関係のない何かについて考えたり、単純にきれいな風景も確かにそこに存在しているのだと感じていたりすることである。じっくりものを観察して、じっくり絵に向かっていきたい、そこに絵の具の層と時間の層が重なり、絵が完成していく。その過程そのものが私にとって重要な要素であると思っている。 絵の対象になるものはそのときにいいと思った花などを風景の中からピンポイントで描いています。私は、なるべくそのときに見た風景の空気感のようなものを絵だけではなく絵から広がる空間から表すことができたらと考えています。

展示内容
綿布やポリエステル布地に油彩(石膏下地)やアクリルで描いた作品を約13点展示

※全文提供: ギャルリー東京ユマニテ


会期: 2011年3月14日(月)-2011年3月19日(土)
会場: ギャルリー東京ユマニテ

最終更新 2011年 3月 14日
 

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