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一井弘和:彫刻的自然観
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 3月 05日

《白炎坐像》檜、樟、玉眼(水晶)|H110xW25xD27cm | 画像提供:FUMA Contemporary Tokyo/BUNKYO ART

一井弘和は坐像をテーマに現代的な人物を組み合わせた木彫を政策している。創造の根底には、空や水、月や星などの自然から得た絶対的な存在感がある。それらは古くから神が宿ると信じられ、人々の信仰の対象とされてきた。今展では太陽、炎、雪、虹などを人格化し、尊い自然と人間を融合させる。また、新たな試みとして木、水晶、漆、金、銅など自然素材の融合と箔押し、乾漆、カービングとモデリング等の様々な技術を用いて、更なる主題への挑戦を図っている。人物表現の要となる眼球の制作には『玉眼』という技術を用い、義眼を入れただけでは得られない瞳の奥の揺れまでも表現している。

一井弘和
1980 神戸市に生まれる 2006 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻 修了 主な展示 2008 個展「東京コンテンポラリーアートフェア」2009「アートフェア東京」2009 個展「空想旅行」(BUNKYO ART) 2009 「アート台北」(台湾)  2010 「アジアトップギャラリーホテルアートフェア香港」(香港)  2010「アートフェア東京」 受賞歴 2003「国際瀧富士美術賞」受賞 2004「サロン・ド・プランタン賞」受賞 2004「平山賞」受賞

全文提供: FUMA Contemporary Tokyo/BUNKYO ART


会期: 2011年3月8日(火)-2011年3月26日(土)
会場: FUMA Contemporary Tokyo/BUNKYO ART

最終更新 2011年 3月 08日
 

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