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10th Anniversary Exhibition“first decade”
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 3月 01日

画像提供:共同アトリエ・3号倉庫

3号倉庫は、2000年12月に若手アーティストの制作スペースとして、福岡市那の津にある倉庫街の一角に誕生しました。福岡市在住のある篤志家が、文化を育んでゆきたいという想いで若い作家のために資金面をバックアップし、場所を提供してきました。「現代版あしながおじさん」のような本当の話です。

今回の展覧会は、3号倉庫の歴代メンバーによる3号倉庫での最後のグループショーとなります。展覧会の表題“first decade”には、「最初の10年」、「はじまりの10年」という意味合いがあります。この10年という歳月を経て出揃った3号倉庫の作家たちは、これから先も各々の活動を進めていくことでしょう。そのジャンルは、平面、立体、インスタレーション、映像と表現の方法も様々です。作家たちは、まるで夢のような事例の中で活動を続けてきましたが、「3号倉庫」は、言い換えれば、あしながおじさんによるある種のプロジェクトであったとも言えないでしょうか。10年という「最初」のプランを区切りとして、3号倉庫という「場」は一端、閉じられます。「文化を育む」という一人のあしながおじさんの挑戦に、3号倉庫の作家たちは、その集大成として何かを指し示すことでしょう。

【参加作家】
安部貴住、河口彩、高田麻衣子、成田鐘哲、平岡昌也、森田加奈子、長峰麻貴、寺江圭一朗、桝田さつき、山﨑祐子、城野敬志、大木千波、大木真理絵、三輪恭子、ソン・ジュンナン、南健吾、荒瀬哲也、東島哲、吉永有里、浜田麻希、山内光枝

【イベント】
■3号倉庫対談企画:「3号倉庫を内から外から」
第1部:アーティスト3人による鼎談
成田鐘哲(第1期メンバー) x 山内光枝(第9期メンバー) x 冨永剛(美術作家)
思考も表現も違う作家3人が、それぞれの角度で自由に発言しながら「3号倉庫」を介して自分の作品や美術の現場を語ります。

第2部:小林清人氏(読売新聞編集委員)を迎えて
小林清人×成田鐘哲
「3号倉庫」を、距離を保ちながら見ていた小林清人氏から、3号倉庫の事、風倉匠の事、若い作家に向けての問いかけをインタビュー形式で行います。

【会場】共同アトリエ・3号倉庫
【当日】2011年4月9日(土)
【時間】16:00~18:00を予定(2部構成合わせて)
※入場・参加は無料です。

■クロージング・パーティ
4月17日(日)18時から (どなたでもご参加ください)

※全文提供: 共同アトリエ・3号倉庫


会期: 2011年4月8日(金)-2011年4月17日(日)
会場: 共同アトリエ・3号倉庫

最終更新 2011年 4月 08日
 

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