平川恒太:FOXのちから |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2011年 2月 28日 |
《作品番号8、情報における自由と不自由性のために》 1987年、埼玉県に生まれた平川恒太は、本年3月に多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻を卒業。在学中より多数の個展・グループ展を開催、精力的な活動を展開しています。 2010年には原爆の図 丸木美術館で個展を開催、メディアを通して伝わる世界中の紛争やテロの情報の中で過ごす「平和」に疑問を投げかけました。 本展では「FOXのちから」と題し、マスメディアの真偽性や情報の取捨選択性などをテーマに制作した作品を発表します。日々与えられる情報を疑わずに信じ、繰り返し真実と主張するものを真実として生きて行くことができれば楽なのかもしれません。しかし人為選択された情報によって、個々が本来持っている「考える」という野性を失いつつあるのではないかという危機感を平川は抱いています。私達は真実を知ることで自由を得られるのか、それとも不自由になるのか。本展ではメディアと私達の関わりについて問いかけています。 ※全文提供: バンビナートギャラリー 会期: 2011年3月18日(金)-2011年4月10日(日) |
最終更新 2011年 3月 18日 |