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京都清水寺成就院襖絵奉納記念 風の画家40年の軌跡  中島 潔 展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 2月 25日

《お花だったら》Copyright© Kiyoshi Nakajima

“風の画家”と呼ばれる中島潔さん。その作品はNHKの番組「みんなのうた」に取り上げられたのをきっかけに、 多くの人々に親しまれてきました。「子どもの感性を常に持ち続けること、それが私の絵描きとしての原点です」と語 る中島さんの絵の中には、小さい命の輝きがいつも風のように流れています。

母の死をきっかけに、18 歳でふるさと佐賀を飛び出し、温泉堀りや印刷所、広告会社などで働きながら絵を描き 続けてきた中島さん。28 歳(1971 年)で単身パリに渡り、画家になる決心をしてから、今年で 40 年になります。

2010 年には、5 年の歳月をかけて描きあげた、集大成ともいえる清水寺成就院の襖絵を完成させました。46 面 に及ぶ作品からは、これまでの歩みをさらに進め、新たなる画境へと向かう強い思いを感じ取ることができます。 本展では、清水寺成就院の襖絵全作(46 面)と、40 年にわたる代表作合わせ約 100 点を展示し、中島潔さんの優 しく切ない独自の世界をご紹介します。

襖絵の完成後、新たな境地を目指した矢先に発覚した病。病気と闘いながらも、新たなる一歩をあゆみ始めた作 品「空」も公開予定です。


会期: 2011年3月16日(水)-2011年3月28日(月)
会場: 松屋銀座8階大催場

最終更新 2011年 3月 16日
 

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