no where-ここではないどこかへ |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2011年 2月 08日 |
若手アーティスト6名によるグループショー 溢れる情報と手段の中で、何を留め、昇華するのか。今、若い世代のアーティストたちが抱える現 実と幻想は、様々な色と形を持ち空間をも超え、観る者に訴えかけます。時にそれは、私たちが見落 とし、目をつむってきた瞬間の光景なのかもしれません。本展では、そんな儚くも鮮やかな世界を描 き出す、6名の若きアーティストたちを紹介します。 彼らが描き出すのは、どこか夢心地で暖かい光。なぜか懐かしく寂しげな佇まい。それは想像の中 の幻影なのか、記憶の中の残像なのか、曖昧な光景を彷徨い辿り着く、“ここではないどこか”。 それらが象徴化される時、それは知らぬ間に歪曲し、思いのままに理想化され、時間も言葉さえも届 かない空間として存在意義を持ち始めます。彼らの中に潜み、生み出された様々な場面たちは、彼ら 自身の手によって形をも自由自在に、そして鮮やかな色を持ち、時にその色を失います。 いつかの記憶が蘇る様な、秘めた想いが悟られる様な、そんな淡い感覚を彼らの作品世界と共有で きた時、誰の中にもある“ここではないどこか”が広がりはじめます。 出展アーティスト ※全文提供: Bunkamuraギャラリー 会期: 2011年4月1日(金)-2011年4月10日(土) |
最終更新 2011年 4月 01日 |