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加賀城健:transFLAT
編集部ノート
執筆: 平田 剛志   
公開日: 2011年 2月 09日

《ライゼ》2010年
バインダー、染料、ラッカースプレー、ワッペン、綿布、パネル|84.0×67.0 cmm
画像提供:YOD Gallery|Copyright © Ken Kagajo

    染織による色彩の滲み、ぼかしを用いて、抽象的でエキセントリックかつサイケデリックな絵画を制作してきた加賀城健の2年ぶりの個展。本展では新たな試みとして、染色・脱色した布の上にバインダーと呼ばれる液体樹脂でドットを描き、ワッペンを貼るなどの試みをしている。中でも《surfsup》《王国》の大作2点を組み合わせた展示は、地の色彩層と図のドット層が重なり合い、さながら3D映像のような奥行きとレイヤー構造で鑑賞者を「transFLAT」な世界へと誘う。
    また、ギャラリーの壁面には糊を用いたウォールドローイングを施し、絵画空間と展示空間が交差・混色し合うインスタレーション空間を作り上げている。
    木々や植物に色彩が少ない冬の街並みに、加賀城の作り出す空間は多様な色彩に溢れている。春を先取りするような色彩の温度を体感してほしい。

最終更新 2017年 6月 09日
 

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