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分岐展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 1月 20日

大久保如彌《はじめまして》
油彩、アクリル、綿布|162.0 x 130.0cm
画像提供:ギャラリーモモ|© Naomi Okubo

今春卒業・修了を控えた4 名の作家、大久保如彌・大坂秩加・亀山恵・丸山恭世によるグループ展。

今展は、2月17日( 木) から2月26日( 土) に国立新美術館に於いて開かれる五美大展に合わせ、六本木界隈6 つのギャラリーで同世代作家による展覧会イベントRoppongi α Art Week 2011 に関連した展覧会です。出展作家はすでに私たちのギャラリーにて活躍中ですが、このたびの卒業及び修了を機会に、作家自身にとってもひとつの分岐点と考え、新たな気持ちで制作に向かう出発になることを願って企画しました。

共に具象的な表現の中に深い内面性を宿し、近年流行になりつつあるリアリズムとは一線を画し、80 年代生まれに特徴的な感性と時代性をも持ち合わせています。

大久保如彌 / Naomi Okubo
1985 年生まれ。2011 年武蔵野美術大学大学院美術専攻油絵コース卒業。2008 年トーキョーワンダーウォール都庁、同年当ギャラリーにて個展を開催。2009 年101 Tokyo Contemporary Art Fair に出展、2010 年には2 回目の個展を当ギャラリーにて開催した。装う女性を室内や風景の中に配し、ビビッドな色彩感と共に女性の持つ繊細な感情を映し取るが、近作では落ち着いた色調への挑戦も見られる。

大坂秩加 / Chika Osaka
1984 年生まれ。2011 年東京藝術美術研究科修士課程版画専専攻卒業。2009 年O 氏記念賞受賞、第77 回版画協会展立山賞受賞、全国大学版画展買上賞と続けて受賞、同年ULTRA002 に出展。2010 年シロタ画廊での初個展、同年のシェル美術賞展では敦彦審査委員賞を受賞。版画技法をもとに、水彩、アクリルと表現の幅を広げ、若い女性をユーモアとペーソスで描き、日本的な色彩と文様を背景に、独特な世界観を表出する。

亀山 恵 / Megumu Kameyama
1988 年生まれ。2011 年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。2010 年当ギャラリーにて初個展を開催。擬人化した動物を通じて現代人の内面を描き、ドローイングにおいても多彩な表現を試みている。

丸山恭世 / Yasuyo Maruyama
1984 年生まれ。2011 年東京造形大学大学院造形研究科美術研究領域卒業。2008 年当ギャラリーてに個展。2010 年にはギャラリー坂巻にて個展を開催。 雑誌に掲載されたモデルに、改めて人としての生命を吹き込む作品を描き、後に乳幼児の顔をデフォルメした作品で、生命力あふれる作品を生み出している。

※全文提供: ギャラリーモモ


会期: 2011年2月12日(土)-2011年年3月19日(土)
会場: ギャラリーモモ六本木

最終更新 2011年 2月 12日
 

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