| EN |

Resonance Effect -共鳴効果-
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 1月 11日

画像提供:木之庄企畫/Gallery156

多年にわたって、芸術界で経験してきたことで、時代の歩みがますます速くなり、 世界がますます近くなり、現代アートにおける境界性がますます曖昧となっていくと痛感している。

そんな時代背景の中で、木之庄企畫の作家4名のグループ展を企画した。 作家たちはそれぞれの色彩を重ねた層の変化で画面をコントロールし、それぞれの独創的な作風を形成している。そこで、深淵で微細に渡る感覚と情味が伝わってくる。彼らは明確な世界観の上に立ち、それぞれの芸術における表現の方法で、現代社会に対する自らの感情と理念を暗示し、それぞれの形式で表現した。作家たちが創り出した一種の斬新で叙情的な世界は私に感銘を与えた。そういう意味では、彼らは現代の「美の神」の創造物を創り出すことに成功したと言える。

芸術作品は、一種の物質的な存在であり、精神と文化の結晶でもある。一つの作品は、単純な解釈で終わるのではなく、解読によって、多種多様な情報を読み取ることが出来る。芸術作品としての魅力は、そのような多様な意味が含まれているところにある。彼らの作品は、我々に平和で、素朴で、優雅な美の世界を感じさせてくれる。彼らはきっと、一つ一つの物語を創り出したことによって、一つの美の世界を我々と分かち合い、それを共有する願いを込めたに違いない。その事が作家にとっても、より遠い未来への可能性を持つと、私は信じている。
-華鳥(画家・書家・アートディレクター 上海出身在日)

展示作家
森洋史・ H . K・ 堀越達人・ 湯真藤子

※全文提供: 木之庄企畫/Gallery156


会期: 2011年1月18日(火)-2011年1月29日(土)
会場: 木之庄企畫/Gallery156
レセプション: 2011年1月18日(火)17:00~

最終更新 2011年 1月 18日
 

| EN |