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香り かぐわしき名宝
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 12月 17日

桜文散七宝鞠香炉|江戸時代 18世紀 個人蔵
展示期間:全会期|撮影:岡崎良一

6世紀、仏教伝来とともに日本人は香木を焚くことを知りました。以来、日本では「香り」を仏教文化、貴族文化、武家文化、庶民文化の中ではぐくみ、世界に稀な香りの文化を生み出してきました。本展覧会は、香りにまつわるさまざまな美術作品を紹介しながら、目に見えない香りの魅力を、人間の五感や想像力を頼りに味わっていただこうというものです。

本展は、「香りの日本文化」「香道と香りの道具」「絵画の香り」という大きく3つの柱で構成されます。「香りの日本文化」は2章にわけて、古代から近代までの日本人と香りとのかかわりを名宝の数々を通じて概観します。「香道と香りの道具」では室町時代以降、茶道、華道とともに独特な発展をとげた香道の世界を選りすぐった香道具を中心に史料を交えて紹介します。そして、「絵画の香り」では、江戸から近代にかけての絵画作品の中から、〈描かれた香り〉をテーマに精選した名作を展示いたします。

※全文提供: 東京藝術大学大学美術館


会期: 2011年4月7日(木)-2011年5月29日(日)※月曜休館ただし5月2日は開館
会場: 東京藝術大学大学美術館

最終更新 2011年 4月 07日
 

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