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ライアン・ガンダー:You have my word
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 12月 10日

《Metaverse》2010年
Copyright © Ryan Gander|画像提供:太宰府天満宮

太宰府天満宮では、2011 年2 月11 日より4 月10 日まで、太宰府天満宮アートプログラム第6 弾として、Ryan Gander (1976 年生・イギリス出身・在住)の個展 ‘You have my word’ を開催します。 本展は、Gander が予てより太宰府天満宮にて行った数回にわたる取材をもとにした新作7 点を宝物殿企画展示室およ び境内にて一堂に紹介するものです。内容は、インスタレーション、立体、太宰府天満宮幼稚園児とのワークショッ プを通して制作するタイムカプセルなどバラエティに富み、Gander の解説入りのマップを手に、境内を歩きながら作 品を鑑賞していただけます。中でも、Gander が神社の暦にヒントを得て提案する新記念日 ‘NEW NEW DAY’ について は、彼がイメージした記念日のキャラクターフィギュア「ARATA ちゃん」に加え、地元デザイン学生のコンペで選ばれ たポスターによる広報を展開、進行型の作品として注目されます。

Ryan Gander とは
2010 年、スイス、チューリッヒの美術館ハウス・コンストラクティヴでの個展を皮切りに、アメリカ、NY での新プロ ジェクト(グッゲンハイム美術館とセントラルパークでのパブリックアート展示という、2 個展の連動企画)も始動、 ヨーロッパとアメリカの両大陸をまたにかけての本格的な活動に注目が集まっています。 日本では2007 年をスタートとして、国立国際美術館(大阪)による作品収蔵および収蔵作品の展示、サントリー美術 館天保山でのグループ展への参加など、順調にキャリアを重ね、若手コンセプチュアルアートの旗手として日本国内 での関心も高まっています。

太宰府天満宮アートプログラムとは
朝は犬を連れた人が散歩し、昼は園児の庭となり、夜は恋人たちが橋を渡る太宰府天満宮。その境内では千五百年以 上昔から変わらないであろう、明るい風景が広がっています。日本文化の基礎として綿々と受け継がれている神道の 自然に対する考え方も、開かれたものであると同時に、そこは祈りを捧げる場所であり、非日常の「ハレ」の世界と いう固有な場を醸成しています。 太宰府天満宮アートプログラムは、それら太宰府天満宮の持つ「開放性」と「固有性」をアーティストのそれに重ね 合わせ、歴史の記憶を宿すここ太宰府の地から未来に向けて、新たな文化の可能性と発信を試みるものです。

※全文提供: 太宰府天満宮


会期: 2011年2月11日(金・祝)-2011年4月10日(日)9:30 - 16:30(入館16:00まで)
会場: 太宰府天満宮宝物殿 企画展示室および境内(福岡県太宰府市宰府4-7-1)
休館: 3月21日以外の月曜日
観覧料: 一般300(200)円 高大生200(100)円 小中生100(50)円


最終更新 2011年 2月 11日
 

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