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桑山忠明展/Untitled: Tadaaki Kuwayama
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 12月 08日

桑山忠明 《金沢21世紀美術館のためのプロジェクト》
展示室11のためのプラン

1961年の初個展から50年、既存の芸術概念に挑み、「ピュア・アート(純粋な芸術)」を探求し続ける現代美術家、桑山忠明。東京藝術大学で日本画を学んだ後、1958年に渡米した桑山は、日本画の素材を用いながらも、画面から意味や感情を極限まで排除した絵画で、独自の表現を確立しました。1970年代には、ニュートラルな色と無機質な素材の選択により、作品は物質性を帯び、1990年代になると、複数の人工的なパネルが連続する空間表現へと展開します。

本展は、プロポーションの異なる大小の展示室や光庭など、当館の特徴ある建築空間を最大限に生かした新作《金沢21世紀美術館のためのプロジェクト》を通じて、現在進行形の桑山芸術を体感する機会となるでしょう。

桑山忠明
1932年 名古屋市に生まれる
1956年 東京芸術大学卒業
1958年渡米。以来ニューヨークを拠点に制作を続ける。
1962年ニューヨークのグリーンギャラリーで初個展。その後アメリカ、ヨーロッパ、日本にて数々のギャラリーでの個展、美術館でのグループ展に参加。1990年以降は空間を意識した個展を開催。大規模な新作個展としては1996年千葉市美術館、川村記念美術館を皮切りにヨーロッパの美術館、名古屋市美術館、愛知県美術館でワンルームプロジェクトの個展を開催。2010年5月には名古屋市美術館にて回顧展を開催した。

桑山忠明 アーティスト・トーク
[日時] 1月8日(土) 14:00〜15:30  [会場] 金沢21世紀美術館 レクチャーホール
[料金] 無料(ただし、当日の本展観覧券が必要)
[定員] 先着80名

講演会
[講師] 市川政憲氏(茨城県近代美術館館長)
[日時] 3月12日(土) 14:00〜15:30  [会場] 金沢21世紀美術館 レクチャーホール
[料金] 無料(ただし、当日の本展観覧券が必要)
[定員] 先着80名

※全文提供: 金沢21世紀美術館


会期: 2011年1月8日(土)-2011年3月21日(月・祝)
会場: 金沢21世紀美術館

最終更新 2011年 1月 08日
 

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