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サガキケイタ:Obit
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 12月 03日

画像提供:CASHI|Copyright © Keita Sagaki

サガキケイタは、真っ白な画面をおびただしい量のモチーフによって埋め尽くす手法をとる若手ペインターです。その凝縮された情報はすべて細いサインペンによって構築され、繊細かつ強靭なその計算された画面は、見るものを圧倒します。

サガキの描く画面のモチーフは、一見誰もがどこかで見たことのある絵画、及び風景のように見えます。ただし、どこか独特なそのタッチに惹きつけられ少し近づいてみてみると、その端正な美しさとは裏腹に胎児や子宮、性的なモチーフや独自の小さなキャラクターたちがせめぎ合っていることに再び引き込まれ、思わず魅了されることでしょう。 その姿はまるで、形式的に単純化され充実したように見える私たちの現代生活に対する揶揄のようでもあり、画面に繰り広げられる数々のモチーフの絡まりあいは人々のあらゆる欲望を俯瞰する、いわば神の目線のようでもあります。

2007年のシェル美術賞の入選より、2008年度同賞入選、そして今年度の岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)入選と、目覚ましい活躍を見せるサガキケイタのCASHI二度目となる個展。今回は、新作を含む4点にてその空間を構築いたします。 是非この機会に、より深く、より美しく洗練されたサガキの作品をご覧ください。

※全文提供: CASHI


会期: 2010年12月3日(金) -2010年12月25日(金)
レセプションパーティー: 2010年12月3日(金) 18:00 - 20:00

最終更新 2010年 12月 03日
 

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