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成田朱希:母のない子のように
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 12月 01日

画像提供:不忍画廊|Copyright © Aki Narita

これまで自由奔放に描いてきたアーティストが、自分よりも大事な生命(一人娘)を授かり、母としてアーティストとして、その両立が可能かどうか<答え>となる重要な個展と考えているようです。

個展タイトルの作品や、最後に出来上がった大作「私生児倶楽部」などは、15歳で読んだ寺山修司氏の文章から長い年月を経てようやく絵画芸術となりました。成田朱希の生まれた青森県は、寺山修司、太宰治、棟方志功、奈良美智、松山ケンイチ等々、傑出した才能を多く輩出しています。本州最北端に位置する特有の風土が、稀有な才能を生み出しているのかもしれません。

油彩を中心にドローイング、オブジェなど新作・近作20余点を出品します。

成田 朱希
1966、青森生まれ。幼少から漫画、絵本等を手本に絵を描き始める。ヨシダヨシエ(美術評論家)、細江英公(写真家)、増田静江(ニキ美術館)等の強力な応援もあり独学で始めた絵画芸術の感性を開花させる。スペースニキ、彩林堂画廊、ギャラリーミリュウ等で個展開催。从展出品(2000年~東京都美術館)。「花霊・藤浪理恵子×成田朱希×藤田夢香」展(2000不忍画廊)、「幻想のエロチカ・大島哲以×成田朱希×作田富幸」(2003不忍画廊)、「浮世絵と花魁展」(2005羽黒洞)、「幻視ノ貌 大島哲以×作田富幸×成田朱希」(2009不忍画廊)他 装丁・挿画:「ロシア公女」「舞姫タイス」北宋社刊、「舞台/萩原葉子著」中央公論社、「ミッドナイト・コール/上野千鶴子著」朝日新聞社、「玩物草子/澁澤龍彦著」朝日新聞社、「或る酒場/萩原葉子著」毎日新聞社など、多数

※全文提供: 不忍画廊


会期: 2010年12月3日(金)-2010年12月22日(水)

最終更新 2010年 12月 03日
 

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