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福住廉 連続企画「21世紀の限界芸術論」vol.6『限界祭!』
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2010年 11月 25日

画像提供:ギャラリーマキ

2005年より開催してきた福住廉 連続企画「21世紀の限界芸術論」も今年で6回目。今回は、展覧会というかたちではなく、〝連続トーク〟(詳細はクリックしてください)と〝チンピラ落語〟の二本立てによる『 限界祭!』を開催します。

連続トークでは四夜にわたり、各地で活躍する実践家や批評家を招き、それぞれの現場のお話を伺いながら、今日の限界芸術についてさまざまなアプローチから考えます。お招きするゲストはいずれも魅力的な活動をされている方ばかり。理論的な議論からフィールドならではの肉声まで、生きた言葉が踊り狂うトークとなるでしょう。

そして『 限界祭!』の千秋楽として、昨年好評を博した「衝動の落語」を、ふたたび催します。会場は月島の「佃島説教所」。ご仏前に広がる六十畳の大広間にしつらえた高座で繰り広げられる一日限りのチンピラ落語を見逃すことはできません。さらなるバージョンアップを遂げた鶴屋一門の芸を、ぜひぜひお楽しみください。

◆連続トーク

第一夜「銭湯ペンキ絵師という限界芸術」
ゲスト・田中みずき(銭湯ペンキ絵師見習い)
2010年12月3日(金)19~21時
◎たなか・みずき。大学の卒業論文で銭湯のペンキ絵を扱った縁から、日本に二人しかいないペンキ絵師のうちの一人、中島盛夫http://www.morionakajima.comの下に弟子入り。出版社にて編集職に携わりつつペンキ絵師見習いを続けていたが、出版社は昨年退社し、現在はネットでの現代美術情報サイト「カロンズネット」http://www.kalons.net のライターを兼ねながらペンキ絵修行中。

第二夜「限界芸術としての美術・散歩・文章」
ゲスト・菅原義之(ウェブサイトPEELER「美術散歩」担当)
2010年12月4日(土)17~19時
◎すがわら・よしゆき。1934年生まれ、中央大学法学部卒業。生命保険会社勤務、退職直前の2000年 4月から埼玉県立近代美術館にてボランティア活動としてサポーター(MOMASコレクションのガイド)を行う。現在、ウェブサイト「PEELER」でコラム「美術散歩」www.peeler.jp/column/index.htmlを担当しているが、このなかで鶴見俊輔の限界芸術論とChim↑Pomによる「ピカッ」についてのエッセイを発表。http://www.peeler.jp/column/sugawara/1009.html

第三夜「限界に向う身ぶり――鶴見俊輔の思想と限界芸術論」
ゲスト・上野俊哉(批評家)
2010年12月10日(金)19~21時
◎うえの・としや、a.k.a.Toshiya the tribal。一九六二年生まれ。和光大学表現学部教授 。マッギル大学客員教授。著書に『アーバン・トライバル・スタディーズ』(月曜社)、『思想家の自伝を読む』(平凡社新書)など。訳書にポール・D・ミラー、『リズム・サイエンス』(青土社)などがある。近刊に『群島に学び逸れる』(岩波書店)。テクノ・パーティのシーンでも活動中。

第四夜「風とゆきゝし雲からエネルギーをとれ――宮沢賢治と谷川雁」
ゲスト・根本千絵(ものがたり文化の会テューター)
2010年12月17日(金)17~19時
◎ねもと・ちえ。1956年生まれ。大学在学中に谷川雁より声をかけられ東京イングリッシュセンター制作室に入社。内紛により谷川らと共に退社。十代の会、ものがたり文化の会立ち上げより参加。以来30年子どもたちと宮沢賢治の世界で遊ぶ。1992年よりねもとパーティ主宰。2007年よりブログ「かんからかんのかあん」http://kankarakan.jugem.jp/を発信している。
定員は、各回20名、参加費は各回500円になります。

「続・衝動の落語」
日時 2010年12月18日(土)14~18時
場所 佃島説教所(東京都中央区月島1-2-9 月島駅7番出口すぐ)
木戸銭 千円 
定員 80名
出演 鶴屋一門


会場: ギャラリーマキ(東京都中央区新川1-31-8 ニックハイム茅場町 402号室)
ウェブサイト: http://www.gallery-maki.com

最終更新 2010年 12月 03日
 

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