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美崎慶一 展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 11月 10日

画像提供:ギャラリーモーニング|Copyright © Keiichi Misaki

ここ数年の制作は、1つの画面を、色彩や光などを捉えた「写実的描写」と、即興的・感覚的な「ドローイング」の2つの表現。そして「余白」の要素で構成しています。2つの異なる視点が1つの画面の中で対峙し、そこに生まれる2つの視点のズレ・間から、作者が対象物と向き合ったときの感覚を、際立たせる試みです。

フレームで切り取られた風景ではなく、印象や感覚、空気感などのあいまいな要素を画面に定着させる取り組みといえます。

写実的表現の部分に、光や色彩・場面を観てとり、線描に作者の眼や感覚を感じ取り、余白部分を観る人が補うことで、切り取ってきた風景の確認ではなく、感覚的な視覚体験を再現・再構築することが目的です。

記憶していた場面を思い出す…という行為に似ていると思います。 

今回の作品は、2つのテーマで構成しました。

1つは、作者の生活圏近辺のごく日常のなんでもない風景をいかに絵画として成立させるか…という試みと、旅行先のハワイ島での非日常の世界の、非日常的な…物語的ともいえる感覚を表現する試みの2つです。

-美崎慶一

※全文提供: ギャラリーモーニング


会期: 2010年11月9日(火)-2010年11月28日(日)月曜休廊|日曜日17:00まで

最終更新 2010年 11月 09日
 

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