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井坂健一郎:光がにじむ時間(とき)
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 11月 01日

画像提供:ギャルリー志門|Copyright © Kenichiro Isaka

作家コメント
「光」と「闇」の中で造花を撮影した写真を用いて、対象物が存在する空間自体の上 下左右、奥行きを曖昧にし、 具体性を排除した存在する事実のみを表現する。それは私にとって、ものが存在する ことの価値観を確認する作 業なのである。

井坂健一郎は、インスタレーションや写真表現を中心に制作活動を行っている。今回 は写真作品を主に展示する。

井坂の作品は記憶の中の風景を見ているようだ。デジャヴュのような錯覚とでもいう のか、それが夢の中で見た ものだったか生まれる前に見た風景なのか思い出せない。だが、確かに存在する。 作品の題材となる花は、ビロードのような手触りさえ感じる薔薇の花だが、実は造花 なのだ。写真というメディア で「光」と「闇」の場を設定することによって、本来、命のない「造花」に命を与え るかのような効果を表出し、 「生」と「死」の存在をあらわにする。今回は写真によるインスタレーションの他に 薔薇の着物も参考展示する。

※全文提供: ギャルリー志門


会期: 2010年11月15日(月)-2010年11月27日(土)11:00-19:00(最終日17:00)|日休廊、祝開廊

最終更新 2010年 11月 15日
 

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