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風景のむこうがわ2/越田博文 - 絵画と、絵画の画像データから生成した音楽 -
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Published: October 29 2010
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《Sun doors》1,303(w)×1620(h)mmF100 キャンバスにアクリル
画像提供:ギャラリー16
Copyright © Hirofumi Koshida

絵画とその音楽
絵画:デジタル画像をコンピュータ上で加工処理したものをキャンバスに描いたもの
音楽:絵画の色彩データを解析しそれを音に変換したものを素材に音楽を制作

アーチスト・ステートメント
私たちが世界を認識する視点は、マルチ・パースティクティヴ的ともいえる構造を持つが、心の中は私秘的である。
描くことは、言語化できない世界の断片を可視化するとはいえ、その奥底にある何かは依然宙吊りのままである。
世界に対峙して描くことは実は、表現を他我認識のスパイラル、あるいはマニ車を回すように相互受動性[interpassivity](Robert Pfaller)の彼方に追いやることなのか。
私たちは何を描いているのだろうか...。

画像をデジタル処理するプロセスは、風景をサンプリングし、イリュージョンを模索する作業である。フィジカルな側面から絵画を立ち上げるのではなく、向こうからやってくるものをエレメントにするものである。 絵画というメディア上に、それらデジタルドローイングを描き起こすことで、イリュージョンを物質的な時間の層として堆積させ宙吊りにする。

一方、風景の画像解析から音へ変換したものを素材に、シーケンサーで編集した音楽を制作する。完成した音楽をシンプルなアルゴリズムを用いて再生する。会場では、それら風景の断片が浮遊・浸透し、その向こう側が生まれる。

※全文提供: ギャラリー16


会期: 2010年11月16日(火)-2010年11月27日(土)12:00~19:00(日曜・最終日~18:00迄)月曜休

Last Updated on November 16 2010
 

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