| EN |

オカルトテクニクス
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 10月 15日

画像提供:アキバタマビ21

多摩美術大学情報デザイン学科卒業生4名によるグループ展

情報デザイン学科情報芸術コースでは、テクノロジーと人間の関係のダイナミックな変化を背景に、多彩なメディア芸術表現に取り組んでいます。本展の出品作家は、それぞれ、音響やコンピュータ・グラフィックス、コンピュータ・プログラミング、機械構造を軸とした立体およびインスタレーションを中心に、多岐にわたる制作活動を行う4名です。ぜひご高覧ください。

出品作家
井上恵介(06年大学院博士前期課程デザイン専攻修了)
1981年生まれ。自ら設計・開発した機器を用いて「立体音響表現」をテーマに作品群を制作、各地で発表を重ねる。加えて、近年は己のルーツと世代性に照らし合わせながら「現代的生の特性」に焦点をあてて制作を続けている。複雑化の一途をたどる現代社会とその仕組みにおいて、従順を善とする中で叫ばれる自由の象徴としての「悪意」の形象化を指針に活動を続けている。主な作品に《SPECIMENS》,《Seeker's (or Desacrator's) Will》,《SPACE MAESTRO》等。http://www.penestratorium.com

津島岳央(06年情報デザイン学科卒業)
1981年生まれ。コンピュータ・グラフィックスを出自とし、光学技術を参照しながら絵画史を紐解く。その延長としてのパーセプションを組み立てる。フェルメールの絵画を仮想空間へと還元したインスタレーション《Allegory of Media Art》、《Defragment of Field》を文化庁メディア芸術祭等にて発表。年末より開催される東京都写真美術館での企画展に向け、只今新作を準備中。http://www.factor1109.com/

平川紀道(07年大学院博士前期課程デザイン専攻修了)
1982年生まれ。コンピュータ・プログラミングによるリアルタイム処理を用いた映像音響インスタレーションを中心とした作品群を国内外の美術展、メディア・アート・フェスティヴァルで発表。2004年度文化庁メディア芸術祭優秀賞、 アルス・エレクトロニカ2008 準グランプリ他受賞多数。池田亮司のコンサート・ピース制作への参加、大友良英+木村友紀+Benedict Drewとのコラボレーション、ミラノ・サローネでのレクサスのアートエキシビションへの参加など、活動は多岐にわたる。http://counteraktiv.com

毛利悠子(04年情報デザイン卒業)
1980年生まれ。美術作家。楽器、家具、文房具などを機械構造で構成し、動きや気配のあるインスタレーションを制作。主な個展に「エブリデイ ラオス」「ワンデイダラス」「ホリデイビキニ」。主な作品に《対話変速機》《Vexations》(三原聡一郎との共作)《スキャナの自殺》など。《Vexations》で「トランスメディアーレ2006銀賞」、「アルス・エレクトロニカ2006 インタラクティヴ・アート部門 ホノラリー・メンション」を受賞。http://mohrizm.net

関連イベント
オープニング・レセプション―10月23日(土)17:00~
トークセッション―11月13日(土)17:00~
ゲスト―港千尋(多摩美術大学情報デザイン学科教授)

※全文提供: アキバタマビ21


会期: 2010年10月23日(土)-2010年11月21日(日)

最終更新 2010年 10月 23日
 

関連情報


| EN |