堀越達人:tragicomedy of life - 人生の悲喜劇 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 10月 06日 |
堀越の描く作品は、シンプルで可愛らしいが、何かしらの不安を感じずにはいられない。滑稽なポーズをとったり、ふざけている人物達、それら笑いを象徴としたモチーフは、人生の悲しみや不安から心身を守るための行為が表れている。堀越の描くその笑いとは、「お笑い」のような、天真爛漫で無邪気な笑いではない。笑いの対極にある不安や悲しみを忘れさせるような、装飾的で防御策としての笑いである。だからこそ、その裏にある不安を察してしまうのかもしれない。 鑑賞者に向けて、「絶望へと向かう不幸な物語にはしたくない」という堀越の心象が、見事に作品で表現されている。ただ可愛いだけではない、奥深い作品たちです。 ※全文提供: 木之庄企畫/Gallery156 会期: |
最終更新 2010年 10月 16日 |