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金茂華:plus+
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 9月 21日

《La Vie En Rose》S80号|油彩、ミックストメディア
画像提供:新生堂|Copyright © KIM MOOHWA

金茂華は、韓国で生まれ2003年日本へ留学。2009年東京芸術大学大学院絵画専攻油絵研究科を修了し、同年表参道ヒルズ「同潤会ギャラリー」にて個展を開催しました。

こどもはつねに身近なものに好奇心を、泣いたり笑ったり、怒ったり喜んだり、さまざまな表情をみせます。私たちもまたそうした子供時代を通り今に至りますが、大きくなるにつれいろいろな情報や知識によって純粋無垢だった好奇心はだんだんと薄れてきてしまうのでしょう。

金茂華は、そんな大人になった私たちをじっと見つめるこどもたちと向かい合いながら、忘れかけている自分がこどもだった頃を考え描いています。たくさんの色を使い、いつも光に満ちたその絵のこどもたちは、一体私たちに何を問いかけているのでしょうか。

こどもは誰もが過ごした時代・過去であり、私たちの未来である。 しかし、こどもはただ「小さなおとな」ではなく、こどもだからこそ感じる世界がある。今回の展示では、今まで私が表現してきた、大人になった私たちに語りかけてくるこどもの眼の奥をもう一度考えてみる機会にしたいと思う。
-金茂華

※全文提供: 新生堂


会期: 2010年9月22日(水)-2010年10月1日(金)

最終更新 2010年 9月 22日
 

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