アイチ・ジーン |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2010年 9月 21日 |
「形あるものはいつか壊れる」といいます。単純にモノが壊れてしまうことや、信じていたものが 失われるといった、不確定な出来事に対する悲しみや不安を感じることも少なくありません。 また、よく桜に代表されるように、古来日本人は、儚さという、美しいものが形を変え、散りゆく 姿そのものに対する美意識を持ち合わせています。うつろい、変化する事象をみつめ、うっかりす れば過ぎ去っていくであろう情景を可視化することで、そこに存在する無常なもの、という現実に 眼で触れているともいえるでしょう。 展覧会タイトルである「アイチ・ジーン」には愛知人(じん)、愛知gene(ジーン:遺伝子)という二つの意味を込めています。本展では、愛知県立芸術大学芸術資料館の第3回目を迎えるアウトリーチ活動として、芸術資料館と清須市はるひ美術館の収蔵品、および作家による新作の中から、こうした無常、そしてその内側にある恒常の探求を鋭敏に感じさせる作品をご紹介いたします。 展覧会のみどころ さらにこの展覧会は、芸術資料館を皮切りに、内容を変え、来年2月から3月に清須市はる ひ美術館、豊田市美術館展示室9(ほか敷地内施設)へと巡回いたします。それぞれの会場に合わ せてインスタレーションされる作品を乞うご期待ください。 出品作家 ※全文提供: 愛知県立芸術大学 会期: 2010年9月14日(火)-2010年10月3日(日) |
最終更新 2010年 9月 14日 |