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遭遇、カオスにて いつの過去もかつては未来だった - 伝統・現代・日本・西洋
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 7月 29日

「遭遇、カオスにて いつの過去もかつては未来だった」会場風景
画像提供:セゾン現代美術館

いつの過去も、かつては未来だった — さまざまな人びとが、同じ意味の言葉を遺しています。

人は当たり前のように過去を忘れ、未来を想像しつつ、否応なく現在(いま)に囚われて生きている — それば不可逆的な時間の流れと、時間の中で人が生を刻んでいくことと、その連続性に思いをはせた言葉なのでしょうか?

私たちはおよそ同時代に生まれ、同時代の感性をもった作品を現代美術と呼んでいるようです。しかしいつかの未来には、その現代美術も過去の美術とされる時代がくるでしょう。創造活動にとって重要なのは、時代を超えた「時代性」あるいは「未来性」というものなのです。

今回の「遭遇」展は、今日の現代美術とかつての現代美術とが遭遇し、観客の皆様にもその現場に遭遇していただくための展覧会です。洋の東西と時代を超えて、世界有数の当館の現代美術コレクションと,展示する機会の少ない作 品が遭遇する混沌(カオス)とした空間を、皆様に体験していただきたいと思います。

館内での特別企画として、9月4日(土)「伝統と現代美術との遭遇を楽しむ」お茶会を予定しています。

※全文提供: セゾン現代美術館


会期: 2010年7月9日(金)-2010年10月3日(日)

最終更新 2010年 7月 09日
 

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