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岡林真由子:昨日の空と白い太陽
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2010年 7月 22日

画像提供:ギャラリーモーニング

昨日の空はどんなだっただろうか、昨日の夢の場所はどこだっただろうか。記憶をたどりながら描かれる静かな油彩作品。キャンバス上でいくつかの風景の断片がつなぎ合わされ、現実でも非現実でもない新しい場所が現れます。

今回は新作の油彩画20点を展示いたします。

昨日の空について、思い出す。

青い空、雲の重なり、肌にあたる風、白い太陽。
それらは圧倒的な広がりと強さを持っていて、一瞬では把握しきれない。
しかし部分的ではあるけれど、確実に記憶として、体験として私の内に残っている。

そういえば、昨日の朝は妙に印象的な夢を見た。

夢の中では何度か歩いたことがある道、いや、実際歩いた場所だっただろうか。
時として、昨日の夢は今日の現実より鮮やかであったりする。
記憶の中の道をもう一度見たくて、再現しようと試みるが、どうにも上手くいかない。

現実風景と非現実のかたち、その両方を描こうとする結果、現実とも非現実ともつかない風景が浮かび上がる。
-岡林真由子

※全文提供: ギャラリーモーニング


会期: 2010年7月20日(月)-2010年8月1日(日)

最終更新 2010年 7月 20日
 

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