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緒方小百合 展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 7月 07日

《Man》パネル・綿布・白亜地・油彩|1940×1620mm
画像提供:ギャラリー58|Copyright © Sayuri Ogata

緒方小百合は1983年福岡県生まれ。2008年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。 2010年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。 関東で初めての個展となる今回の展覧会では 「失くしもの」 をテーマに、 人が進化と退化を繰り返してきた中で、進化する為に捨てたものや失ったものに 思いをめぐらせて描いた作品7点を展示いたします。

特にこだわっているのは、筆跡を残さないフラットなマチエール作りで、 ゆっくりと時間をかけて絵具を薄く薄くのばし、何層にも重ねながら完成させていきます。 全体的に青い色調で描かれ、オイルで艶のある画面は静かな水面のようです。 以前から生物学に興味があり、高校では環境科学科を専攻して 生物の体や生態系の仕組みなどを学んでいました。 顕微鏡を使った実験や、植物を見てデッサンしたときの感動や興奮が今の油彩表現につながっています。

今回の個展「失くしもの」では、人と、生物の骨格や体の一部を重ね合わせたレントゲンのような新作を発表します。 水の中にゆったりと漂う生物が存在する羊水の中のような展示空間を創ります。

【作家コメント】
人は進化する為に何を捨ててきたのか、、、そんな事を考えて制作しています。

【プロフィール】
1983年 福岡県生まれ
2008年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
2010年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程 修了

個展
2009年 「緒方小百合展」 ギャラリーとわーる(福岡)

グループ展
2005年 「5人展」 東京藝術大学学生会館2F(東京)
2009年 「ドローイング展 ~景~ 」 東京藝術大学陳列間(東京)
「Arakawa Art Action」 寿美ビル倉庫 (東京)

※全文提供: ギャラリー58


会期: 2010年7月12日(月)-7月17日(土)

最終更新 2010年 7月 12日
 

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