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渡辺豊重
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 7月 02日

《鬼-一》
青煙・松墨・木炭・アクリル・金・韓紙|94×63.5cm
画像提供:ギャルリー志門|Copyright © Toyoshige Watanabe

渡辺豊重は、明解なフォルムと彩やかな色彩で描くユーモアあふれる作品で知られている。 2010年6月神奈川県立近代美術館にて<鬼>をテーマに個展を開催。ギャルリー志門にて同美術館の関連作品を同時開催。

渡辺は発表ごとに自分を壊し大きな変貌を遂げる。一貫するものは生命力とユーモアの裏に潜む反骨精神だ。ギャルリー志門における発表作品は渡辺独特の鮮やかな色彩はない。墨一色により新たな展開を見せる。テーマはもちろん『鬼』。社会の矛盾か偏見か、貧困、格差、テロ、差別、暴力、はたまた美術界の堕落か。作者の中に潜む鬼が世の怒りをあざやかに描いてみせる。

※全文提供: ギャルリー志門

最終更新 2010年 6月 21日
 

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