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上浦舞
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 5月 11日

(C)Mai Ueura/O Gallery eyes

作家コメント
私の頭の中には現実とは別の世界がいくつかあって、どこが本当にあるべき世界なのかわからなくなります。
そこはどこも薄暗い死の陰が潜んでいますが、決して陰惨な世界ではなく、柔らかな空気が漂い、優しさに包まれています。
生物は何の曇りもなく駆けていきますが、どこか透けていて空虚です。

物事すべての裏表は、一見正反対のようですが、一体です。
生の延長には死があり、闇の中から光は生まれます。
曖昧で暗いものは優しく、鮮やかで明るいものは潔癖な冷たさで私たちを拒絶します。
退廃的であろうとすればする程、画面は優しく手をさしのべてくれます。

その優しさがじんわりと心にしみこんで、空間に流れ込むように。
拒絶されるのではなく、繋がれる画面でありますように。
観る人すべてに祝福を。

略歴
1980 兵庫県生まれ
2003 大阪教育大学教養学科芸術専攻美術コース卒業
2006 大阪教育大学大学院芸術文化専攻修了

個展
2005 ギャラリー白(大阪)
2007 ギャラリー白(大阪)
2008 ギャラリー白(大阪)
2009 Oギャラリーeyes(大阪)

グループ展
2005 京展(京都市美術館・京都)
2006 絵画を見る(ギャラリー白3・大阪)、美浜美術展(大阪府立現代美術センター・大阪、福井県立美術館・福井)
2007 アーティスティックなくらし・Part5(ギャラリーTAA・大阪)、アーティスティックなくらし・Part6(ギャラリーTAA・大阪)
2008 繕いの光景Ⅱ-Memory and an ideal view(Oギャラリーeyes・大阪)、群馬青年ビエンナーレ2008(群馬県立近代美術館・群馬)
2009 意識の外側Ⅰ(ギャラリー白・大阪)

※全文提供: Oギャラリーeyes


会期: 2010年5月17日-2010年5月22日

最終更新 2010年 5月 17日
 

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