かつてAMPGで発表した《hand vase》が波佐見焼の一輪挿しとして生まれ変わった。東信初の花器の発表である。様々なポージングだった手はある一つのかたちに落ち着き、白い手袋をはめられていた手は純白の焼き物と化す。 ただそれでも変わらないのは、その手が常に花とともにあるということだ。花が挿されることで完成する花器のために、私は花を手に入れたい。
更新:2012年05月03日
所在地: 東京都渋谷区渋谷4-2-5 プレイス青山 電話: 03-5485-8461 URL: http://www.cleargallery.jp
執筆:小金沢智
公開:2009年11月23日
会期:2009年10月30日~2009年11月03日 会場:CLEAR GALLERYこういう逸話がある。豊臣秀吉が千利休の庭に朝顔が美しく咲いたのを聞いた。秀吉は利休の元を訪れることを望み、その運びとなったが、訪れれば利休の庭から朝顔はすべて摘み取られていた。