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sal 展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 4月 06日

《揺蕩_Tayu-tau》 2008年 Pencil, colored pencil on sailcloth 287 x 422cm Photo : Daisuke Ishizuka (hatos,normalization) 画像提供:ギャラリーモモ copy right(c) sal

Sal は1970 年兵庫県生まれ、26 歳ころから独学で絵を描き始め、07 年頃までは音楽を中心とした周辺でフライヤーや展示を行い、ライブペイントなどを通じて活動していました。 2008 年から視点が変化するとともに作風を転換させ、帆布に鉛筆でイメージを定着させ彩色を施す現在の方法に至りました。作品のモチーフに対する興味はただそこにあるという不思議さにあり、そうしたものへの認識は日々刻々と変化し、社会もその変化に追随するという点にも関心を持ち、作品化へとつなげています。
そうしたことを根底に持ちながら帆布に向かう時、描きたいものから描き始め、描き切ったと納得するまで絵を描き広げていきます。従って帆布はサイズや形にこだわらず継ぎ足され、テーマも含めて完成に至ったところで作品の大きさも決まることになり、多くの作品がキャンバスサイズの限度を超えた作品となります。
作品はライブペインティングの要素も残し、時には失敗した線の消え残りや塗り残し、空白の部分も含めて作品の質量と捉え、描き切ったと感じる時点で完成となります。
近作では家族や人物を描いたポートレイトのシリーズも手掛けていますが、今回の展示では、視点が変化した時から描き始め、「未来人の自画像を描いてみたい」というサイボーグシリーズを中心に大作約4 点の展示を予定しております。ぜひご高覧下さい。

ただそこに” 実存” するということ、そこにいつも" 謎” があることに興味があります。
そして今そういった” 実存” が感じにくい、というのが誤解だとしても、私達の現実世界に対する認識が日々刻々と変化し、社会もその認識に従って変化していく。そういうことに興味があります。。
2010 年 sal

[ 略年譜]
1970 兵庫県生まれ
[ 個 展]
2008 IAO ギャラリー (東京)
2009 Planet Patrol 主催による個展 ( ロンドン)
[ グループ展及び主な活動]
2004 表参道ink-field グループ展(東京)、フジロックフェスティバル‘04 壁画提供
2005 ノースフェイス原宿店展示(東京)、長野スペシャルオリンピックスにアートボード提供
2006 DJ KRUSH ベスト盤ジャケット制作、世界発売、ロサンゼルスにてグループ展参加、ギャラリートラックス(山梨)にて公開制作イベント
2007 DJ KRUSH とのイベントで展示及びライブペインティング(マドリード)
2009 Artmosh 主催グループ展(パリ)
※全文提供: ギャラリーモモ

 

最終更新 2010年 4月 10日
 

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