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大城絢:Between a Woman and a Woman
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 3月 26日

画像提供:ヒロミヨシイ copy right(c) Aya OHKI

ドローイングやアニメーションなどの手法を用い表現される大城絢の寓話的世界。それは誰しもの記憶の底に眠る、はるか始源の風景へと通じている。 彼女の全てのアートワークに共通する、特徴的な奔放と抑圧のイメージは、時に単純な不安や凶兆のあらわれとして受け取られる。しかしそれはけして彼女のつくりだす画面にネガティブなイコンが散在しているからではなく、ただ、内在的で無垢なイメージがいまここにある社会性の外部に存在するからであり、それが彼女の作品の大きな魅力をつくりだしている。 2008年の「Aya Ohki」に続きhiromiyoshiiでの2度目の個展である本展「Between a Woman and a Woman」では、生成と消失を繰り返す寓話的アニメーション、独自な世界観のドローイングに加えて、3mの大作が展示される。逸脱し続けるイメージによってもたらされる内在的で濃密な表現空間。そこには、絵画の始源へと向かって行く、大城の新たな可能性が示されることになるだろう。内在的であり、だからこそ我々を魅了する彼女のイメージの奔流に、是非ご期待下さい。 大城絢
1983年、福岡県生まれ。主な個展にヒロミヨシイ「Aya Ohki」(東京)、ミルウォーキー・アートフェア(ミルウォーキー)など。主なグループ展に、ヒロミヨシイ「Miyuki Akiyama, Aya Ohki」」(東京)、アグネス・ホテル アンドアパートメンツ「アート・アット・アグネス」(東京)、ダイチ•プロジェクツ「After The Reality」(ニューヨーク)、ヒロミヨシイ「After The Reality」(東京)など。 ※全文提供: ヒロミヨシイ

最終更新 2010年 4月 03日
 

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