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小林俊介:色の重なりから生まれるもの
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 3月 12日

画像提供:白鷹町文化交流センターAYu:M

小林俊介氏は、山形大学の准教授で、目に見えない「気配」や「きざし」をテーマとしている画家です。 小林俊介は、必ずしも視覚的でない「気配」や「きざし」をテーマとして取り組む抽象画家です。このようなものを描くために、小林はテンペラと油彩の混合技法を用いています。 透明・半透明なテンペラ絵具(顔料と卵と油で作る)と油絵具を何層も薄く塗り重ねて得られる半透明な層は、光が表面で遮られる不透明な絵具層とは異なり、光が内側に入っていくような奥行きがあります。こうした奥行きに対して鑑賞者の視点が動くことにより、今まで見えていなかったものが生まれるのです。 本展では小林の新作を中心に近年の作品を紹介するとともに、山形県白鷹町の風土を感じさせるインスタレーションとして、深山和紙(同町の伝統的工芸品)を使った作品なども展示いたします。「見えるもの 見えないもの」を感じるまたとない機会となることでしょう。 小林俊介(1966- )
東京生まれ。筑波大学大学院博士課程芸術学研究科修了。1997年より山形大学に勤務、現在同大学准教授。VOCA展(上野の森美術館、1997,2004)、絵画の行方-現代美術の美しさって何?(府中市美術館、2005)などに出展。 関連イベント
■ アーティストトーク
小林俊介が、自身の作品について語ります。日時/3月13日(土)・4月11日(日)14:00~15:00、料金/無料( ただし、当日の観覧券が必要)、会場/ギャラリ-1 ■ ワークショップ「にじみ絵であそぼう」
絵具を画用紙にじませたら、どんな絵ができるかな?描いて楽しい、見て楽しい体験講座。日時/3月22日(月・祝) 14:00~15:00、講師/小林俊介、料金/200円、会場/文化伝承室、定員/20名、対象/3歳以上(小学生未満保護者同伴)※大人のみでもご参加可。申込/あゆーむまでお申し込み下さい。 ※全文提供: 白鷹町文化交流センターAYu:M

最終更新 2010年 3月 11日
 

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