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杉浦慶太:Inkjet
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 3月 06日

《なんにもないところへ導くもの #32》 2009年 ピグメントプリント|画像提供:CASHI copy right(c) Keita SUGIURA

GEISAI MUSEUM#2でビクター・ピンチュック賞、続いてGEISAI#11で銅賞を受賞した杉浦慶太は、国内外で精力的に活動を続ける新進気鋭の若手写真家です。彼のマット紙に印刷されたシャープで繊細な風景は、光沢のCプリントには出せない独特の黒味を特徴としており、一見絵画のようにも見えるそのなめらかで美しいタッチは見るものを魅了して止みません。しかし、杉浦の作品の魅力はその漆黒の闇だけではありません。 昨年秋のグループ展「ニエプスの箱・右」では、目を凝らさないと見えないような真っ白い雲の写真を発表するなど、自身の魅力である黒とは真逆の、ある種偏執的とも言える表現に挑戦してきました。 今展では、昨年ANA MEETSARTSで発表しました、空を撮した「なんにもないところへ導くもの」と題されたシリーズに未発表の新作を加え、更なる杉浦慶太の可能性を提示致します。 ※全文提供: CASHI

最終更新 2010年 3月 05日
 

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