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東京画廊+BTAP カタログ・アーカイブ
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 2月 26日

画像提供:東京画廊+BTAP

東京画廊は1950年に日本初の現代美術画廊として銀座に開廊し、以来、半世紀以上にわたって展覧会活動を行って参りました。1956年の鳥海青児展、57年の萬鐡五郎展、加山又造展など、当初中心的に扱ったのは、近代日本の具象絵画でした。しかし美術評論家・溝口修造の勧めにより、1958年に斎藤義重展を開催。以降、フォンタナ、ポロック、イヴクラインなど、欧米の現代美術作家をいち早く日本に紹介し、また岡本太郎、白髪一雄、篠原有司男、高松次郎、吉原治良など、日本の現代アートをその後牽引してゆくことになる作家を取り上げてきました。70~80年代には、関根伸夫、李禹煥、菅木志雄、小清水漸などによる『もの派』の活動に焦点を当て、日本の現代美術を国内外へ紹介するなど、東京画廊は戦後日本美術の展開と重なるようにして、歴史を歩んできました。 開廊60周年を迎えるにあたって、東京画廊+BTAPは過去の展覧会資料のアーカイブ化を行っています。特に創業当初から展覧会ごとに制作してきたカタログ図版は、展示写真や評論文を多く掲載しており、当時の潮流を知ることのできる貴重な資料として残されています。また、これら一連のカタログはデザイナーに杉浦康平、特別展には田中一光、横尾忠則を起用しており、各氏の創作活動の原点を知ることのできる大変貴重なものです。 本展では、ギャラリースペースにて過去のカタログを一般公開し、写真資料などを交えながら、東京画廊+BTAPの歴史を紹介する予定です。会期中は画廊スタッフが展示スペースで資料整理を行いますが、その作業と並行しつつ、画廊の豊かな資料全体を公開し、皆様にご覧いただけるような交流の場を生み出したいと考えております。 本展が皆様の研究活動の一助となることを願っております。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。 ※全文提供: 東京画廊+BTAP

最終更新 2010年 2月 25日
 

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