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池田聡子 展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 2月 26日

《交じり合い》970×1303mm|キャンパス・油彩 画像提供:ギャラリー58 copy right(c) Satoko IKEDA

池田聡子は1978年東京都生まれ。2004年多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。3度目となる今回の個展では、「融合」をテーマにした油彩6点を発表いたします。 テーマの「融合」は、「人と人の気持ちが通い合い、溶け合うということ」を意味します。「誰もが人のぬくもりを求めていると思います。どんなに心が冷えてしまっている人でさえも。ただそのぬくもりをどう得たらいいのか、感じたらいいのか分からず、ただ淋しく感じてしまう人も多いかと思います。心の奥底にあるぬくもりと融合を、絵画で表現します。」と語っています。 前回の個展では「地層」をテーマに、日々の生活の積み重ねで出来ていく、一人ひとりの生き方によって違う目には見えない人間の「地層」を、繊細な色の重なりの抽象画で表現しました。今回も、人間の内面にある不可視のもの、すべての人の心の奥底にある、あたたかくやわらかい感情と「融合」を展示空間全体をあたたかく満たす赤やオレンジの色彩の響き合いで表現します。

【作家コメント】
人間どうしが精神的に解け合い結び合うことに今とても感心があります。
冷たい世界の奥に潜む温かさを絵画で掬い出し表現しようと考えます。
人間の感情というのは理性や欲で溢れていて様々な事を難しくしてしまうが、それを取っ払ってしまえばとてもシンプルなものなのだと、私の大切な方から教わりました。

【プロフィール】
1978年 東京都生まれ
2002年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業
2004年 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻 修了 2004年 グループ展「絵画」 村松画廊(東京)
2006年 シェル美術賞展2006 代官山ヒルサイドフォーラム(東京)
2007・08年 個展 ギャラリー58(東京) ※全文提供: ギャラリー58

最終更新 2010年 3月 15日
 

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