| EN |

植松琢麿:complex
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 2月 10日

《ammonite-origin》2009年 樹脂|2700×1450×900 mm Installation view “神戸ビエンナーレ2009 招待作家展 LINK-しなやかな逸脱” 兵庫県立美術館 ©Takuma Uematsu Courtesy of Yumiko Chiba Associates copy right(c) Takuma Uematsu

植松琢麿は、生物がそれぞれの領域を越えて交わった新しい生命の在り方を立体、平面を問わず様々なメディアと手法で表現している作家です。 植松の世界においては地球上に生きるあらゆる生物が融合し、新しい命として生まれ変わったものたち全ての関係性を探り、その起源と共通項を探し当てる旅の途中を見ているようです。 この度の展覧会では、植松が数年来集中的に制作している白い動物のオブジェシリーズと作家のイメージの源泉をごらんいただくことができるドローイング作品を中心に展示致します。 この機会に、植松琢麿の作品と自由にのびやかに広がるイメージの世界をお愉しみください。

アーティスト・ステートメント
星雲、アンモナイト、鹿の角、頭髪に見られる渦状性、樹木、海岸線、結晶、人の血管に見られるフラクタル図形など、一見すると違う時間、空間の層に存在するように見えることも、実は類似した形態を共有し、さまざまな関係性が混在している。それらが、何によってもたされた結果なのか。それを探ることが、地球という複合体を知るてがかりになるのかもしれない。
植松 琢麿

植松 琢麿 プロフィール
1977 年生まれ 大阪在住、2000 年 関西大学卒業 主な個展:
2009 年 “軌跡の描く森で”(ギャラリーエム,愛知)
2008 年 “珊瑚の森”(hpgrp GALLERY 東京,東京)、“crystal”(東京日本橋高島屋6 階美術画廊X, 東京)
2006 年 “生命の部屋-αM プロジェクト”(ASK?, 東京)、“Life is a crystal” (Kunstler-verein/ドイツ)
2004 年 “ceremony” (海岸通りギャラリーCASO, 大阪)
2003 年 “creatures create creatures” (GALLERY.wks, 大阪)、“帰る場所はあるのです” (信濃橋画廊, 大阪) 以後、個展多数 パブリックコレクション: Goyang city/韓国 ※全文提供: ユミコ チバ アソシエイツ

最終更新 2010年 3月 25日
 

関連情報


| EN |