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武谷大介:日本美景
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2010年 3月 25日

《Tokyo》2008年|183 x 122 cm|油彩、キャンバスにパネル張り|画像提供:メグミオギタギャラリー copy right(c) Daisuke TAKEYA

Showcase / MEGUMI OGITA GALLERY ではトロント在住の画家、武谷大介による「日本美景/Beautiful Japan」展を開催します。武谷は日本に生まれ育った後に渡米し、スクールオブビジュアルアーツ大学、ニューヨークアカデミーオブアーツ大学院で学びました。現在はカナダのトロントと自宅のある神奈川県の葉山町を拠点にグローバルな活動を展開しています。 武谷は現代社会の本質とその妥当性の検証に制作動機を見出し、自己の置かれている状況を理解しようとするプロセスと物事の二面性を作品に表現しています。 特に2002年から開始した『空(から)』プロジェクトと呼ばれる一連の作品は、遠方から見る事で固有の表情の薄れた建造物や自然と、その上にぽっかりと広がる「空/から」が美しく描かれており、具象と抽象が入り交じったハイブリットな現代の風景画作品と評されています。 空の上から俯瞰するような景色は、様々な土地で生活をする内に培われた、武谷のどこにも属する事のない人生観と物事に対する広い視野の表れでもあります。世界中の景色が同一の空の下で描かれ、空中に漂う「空/から」は果てしなく広がり、全てを包み込むと同時に、その実体はどこにも存在しません。無常や無我をも表現した、武谷の新風景は人間の存在に対する根源的な問いかけでもあります。 今展では『空(から)』プロジェクトの最新作品として、日本の都市風景から武谷が幼少時に親しんだ自然風景までをご紹介させて頂きます。ぜひご高覧頂けますようお願い申し上げます。 ※全文提供: メグミオギタギャラリー

最終更新 2010年 3月 26日
 

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