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釣谷幸輝 展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 2月 03日

《夢で見た竜》2008年|フォトグラビュール 10×10cm|ed.40|画像提供:不忍画廊 copy right(c) Kouki TSURITANI

深い黒にどこか秘密めいた世界が浮かび上がる銅版画家・釣谷幸輝の作品。夢と現実の境目をさまようような世界観は、見る者を引き込む力を持っています。付けられたタイトルにも、詩的なセンスが光り、作品の世界をより一層引き立てています。 当画廊では初個展となる今回は、文化庁在外研修のために、2007年から1年間滞在したイギリス・エジンバラで制作した作品に帰国後の作品を加えた、銅版画、フォトグラビュール の新作約20点を展示いたします。すべてのものが風化、風蝕していくものという観念から、「時間の流れ」がテーマになった作品が多い今回は、どこか郷愁を感じさせられる内容で、一層深みのある釣谷幸輝の世界をお楽しみいただけます。 ※フォトグラビュール…銅凹版による写真印刷法。インクの盛り具合で階調を再現するため、重厚な表現が可能。版画の技法で手刷りされたプリントは独特の柔らかさと、力強さを兼ね備え、優れた写真印画技法の一つとして数えられている。 ■プロフィール: 1967東京生まれ。金沢美術工芸大学院修了/2000「こころの原風景」展(富山近代美術館)/2004「メゾチント芸術 黒の魅力展」(SHINOBAZU GALLERY)/2006『-COLLECTION-作家の視点』(黒部市美術館)/2006、2007「ボローニャ国際絵本原画展」(イタリア/板橋区立美術館他日本巡回)/2006「作田富幸×釣谷幸輝展」(SHINOBAZU GALLERY)/2007-08文化庁在外研修によりイギリス、エジンバラに1年間滞在/2010「釣谷幸輝展」(SHINOBAZU GALLERY)/その他国内外個展、国際版画ビエンナーレ展等出品多数。現在富山県在住。 ■受賞作: 第10回浜松市美術館版画大賞展2006《新浜松市誕生記念賞「夢を見る男」》/2006インターアート・スモールグラフィックス・ビエンナーレ展《1st Prize「ハナクグリ」》/同展2008《グランプリ受賞「まるい午後」》(ルーマニア)/2008モールギャラリーズOriginals 08《Birgit Skiold賞「彼女の夢」》、同展《John Purcell Paper賞「PULCINELLA」》、同展《ウェールズ大学買上げ賞「少年とボール」》(イギリス)/2008ダンスク国際エクスリブリス・コンペティション《ダンスク市長賞「Gdańsk Lions」》(ポーランド)/2008第5回チェンストホーヴァ・ミニチュア・ビエンナーレ《佳作賞「細長い砂」》 (ポーランド)/2008 “芸術と山”第1回国際ミニプリント&エクスリブリス・コンペティション《佳作賞「Her Mountain」》(イタリア) 他 ■パブリックコレクション: 金沢美術工芸大学/黒部市美術館/アメリカ議会図書館 (アメリカ)/フローレアン美術館 (ルーマニア)/インターアート現代美術館(ルーマニア)/カークウッド大学(アメリカ)/絵画彫刻美術館協会(トルコ)/国際エングレーヴィング美術館 (イタリア)/ウェールズ大学アベリストウィスプリンツコレクション(イギリス)/ダンスク列島カルチャー(ポーランド)/ガウドマター文化促進協会(ポーランド)/アブルッツォ州カスティリオーネ城博物館(イタリア)他 ※全文提供: 不忍画廊

最終更新 2010年 2月 05日
 

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