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武井文 展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 1月 27日

《untitled》紙・オイルパステル|画像提供:ギャラリー58 copy right(c) Aya TAKEI

武井文は1985年福井県生まれ。2009年福井大学大学院教科教育専攻修了。昨年に続き、当ギャラリーで3度目の個展となります。これまで武井は、FRPを用いて有機的な立体作品を発表してきました。前回の展示では、フランス語で「根茎」を意味する「リゾーム」というタイトルで、樹根のような物体が床一面を覆い、生と死が混在しているかのような不気味な生命力に充ちたインスタレーションを発表しました。 今回は、オイルパステルで描かれた平面作品と、針金、ロープと石膏で形作られた立体作品で構成するインスタレーションの展示をおこないます。平面作品は、電車の車窓から見える様々な景色が流れて混ざり合ってゆく様子をイメージしたもので、立体作品は、狭い所でぶつかり合って自由に流れていくことができない停滞している人々の群れをイメージしたものです。「あらゆるものは互いに影響し合いながら外郭を作っていき、 外のものに自分の姿を映して自分を認識するのではないか」と語っています。「内」と「外」の関係性を問いかける展示をおこないます。

【作家コメント】
今回の展示は、平面と立体によるインスタレーションです。平面、立体とも、有機的な形状のパーツがいくつも合わさり、繋がって全体の形をつくっています。電車に乗って、また電車を眺めながら感じたことが、今回の作品のもとになっています。人でいっぱいなのに誰の目線も交わらず、聞こえるのは独り言ばかりで、熱気と臭気が充満している車内。一方外の景色は、草木や家々、車やネオン、ゴミも人もいろいろなものが帯になって、繋がって流れていきます。音が集まりつながり、音楽がうまれるように。

外の景色が流れているのは、自分が動いているからなのですが、それならばその時うまれた音楽は、自分の行動と思考の軌跡と呼べるのではないでしょうか。

【プロフィール】
1985年 福井県生まれ、2007年 福井大学教育地域科学部美術教育サブコース卒業、2009年 福井大学大学院教科教育専攻修了
個展: 2007年 武井文展「放置○○○中」ギャラリーみちくさ(福井)、2008・09年 ギャラリー58(東京)
グループ展: 2007年 「アンチリアル」小劇場『楽園』(東京)
その他: 2008年 第34回福井県デザインコンクール《福井・坂井ケーブルテレビ賞 》受賞 ※全文提供: ギャラリー58

最終更新 2010年 2月 08日
 

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