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サイバーアーツジャパン
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 1月 06日

アルスエレクトロニカの30年


河口洋一郎《FICCO》©Yoichiro Kawaguchi 画像提供:東京都現代美術館

メディアアートの世界的祭典「アルスエレクトロニカ」(オーストリア・リンツ市)の30周年を記念して、日本のアート&テクノロジー、メディア芸術領域の特集展を開催します。 1979年の創始以来、同フェスティバルは、冨田勲、坂本龍一+岩井俊雄や明和電機ら多数の受賞・参加によって日本と深い絆で結ばれています。本展は、フェスティバルへの参加作品群を中心に、芸術/科学・テクノロジー/社会を結ぶ新たな可能性を探ります。 本展では、アルスエレクトロニカ・リンツ後援のもと、30年の歴史を物語る貴重な映像や作品資料が初めて展示されます。約25プロジェクト・50作品による展示は複数のパートで構成されています。歴代受賞者らによる展示や、本年度受賞作品のほか、アルスエレクトロニカ・センターとの企画連携(デバイスアート展)、リアルタイムでリンツと東京会場を結び、Museum of the Future(未来の美術館)を考え、解体再構築するネット・プロジェクトも試みられます。さらに、文学作品の視覚化、デジタルパブリックアート、宇宙芸術などのハイブリッドな新領域を題材に、話題のメディア芸術/メディアアートが呈示されます。 本展は同時期開催の文化庁メディア芸術祭(国立新美術館)の協賛事業として、NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]など国内関連施設と企画連携して展開されます。同時期開催のMOTコレクション展内「実験工房」展示や「バガボンド」作者・井上雄彦による大壁画「エントランス・スペース・プロジェクト」と併せて、メディア芸術領域の現在形や先駆者たちの姿を探ります。参加体験型の作品群、イベントや上映作品を通して、本展は「日本の表現力」とは何かを再考し、次世代に向けて考える貴重な機会となるでしょう。 主な出品作家
h.o + 株式会社電通 /クリスタ・ソムラー&ロラン・ミニョノー/河口洋一郎/岩井俊雄/鈴木康広/東京大学「デジタルパブリックアートを創出する」プロジェクト/岩田洋夫/明和電機/八谷和彦/クワクボリョウタ/稲見昌彦/児玉幸子 /平野啓一郎+中西泰人+森野和馬+ケンイシイ/池田亮司/真鍋大度/tEnt(田中浩也+久原真人)/エキソニモ /スズキユウリ /野口靖+安藤英由樹 /渡邊淳司+田畑哲稔+安藤英由樹 /渡邉英徳 /国立天文台4D2Uプロジェクト/JAXA宇宙ステーション(ISS)/「きぼう」文化・人文社会科学利用パイロットミッション/ほかPrix Ars Electronica+[the next idea] 受賞者作品 「サイバーアーツジャパン-アルスエレクトロニカの30年」展  関連イベント「バカロボへの道」
出演: 明和電機・土佐信道/石黒浩(大阪大学教授)ほか
日時: 3月13日(土)14:00-16:00 ※開場:13:45より
場所: 東京都現代美術館 企画展示室3階 ※会場座席は床座り。
入場: 無料 ※「サイバーアーツジャパン」展チケット半券を提示。
定員: 100名(先着順)※座席が埋まり次第、立ち見。
プログラム: 第一部=明和電機による映画作品「バカロボ」上映、第二部=バカロボ学会・日本のメディア芸術とロボットカルチャー
詳細: http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/cyberarts/ ※全文提供: 東京都現代美術館 

最終更新 2010年 2月 02日
 

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