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まばゆい、がらんどう
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2009年 12月 23日

志水児王《3 parallel lines (150KM) Denmark 2009 (Red laser Green laser Blue laser)》2009 年(参考図版) 画像提供:東京藝術大学大学美術館

今日の美術の表現形態はテクノロジーの発展を経て実に多彩になりました。「まばゆい、がらんどう」展では、絵画、彫刻、写真、映像、音響、インスタレーションなど、さまざまな手法を横断する作家による先鋭な作品を紹介し、“アート” というテクノロジーの可能性を探ります。 アートは人によってつくり出されるメディアです。人と作品と空間とが互いに共振して、あるいは歪みが生じて、私たちの知覚をあらゆる角度から刺激します。その経験は対峙する物事への認識を既知のものから解放し、次代へと進む手掛かりを与えてくれるのではないでしょうか。 「まばゆい、がらんどう」とは、眩しい光に満ちた空間にいる時のような、光に圧倒される感覚をもとにしています。仮に、そこに物が無かったとしても、少なくとも圧倒する「光」の存在が感じられます。視界が表層を超えて、それまで潜伏していた「何か」に包まれる-本展は、このような摩訶不思議な作品たちによって構成されます。

出品作家:
志水児王、鷹野隆大、谷山恭子、髙嶺格、玉井健司、平野治朗、森弘治

※全文提供: 東京藝術大学大学美術館

最終更新 2010年 1月 06日
 

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