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近藤竜男 展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2009年 11月 29日

≪追憶≫2009年|oil on canvas|145.5x97.0cm|画像提供:ギャルリー東京ユマニテ copy right(c) Tatsuo KONDO

近藤竜男は1933 年東京生まれ。東京芸術大学を卒業後、5 年ほど国内で活動したのち1961 年に渡米。2001年に帰国して日本に再定住するまでの40 年間、ニューヨークを拠点に制作活動を行ってきました。その間、最先端のアメリカ美術をアーティストとして目撃し続け、その記録をニューヨーク通信として、当時の美術雑誌等に掲載されていたのも記憶にあるところです。 近藤が渡米した‘60 年代当時のアメリカは、抽象表現主義が全盛でしたが、近藤はその流れとは一線を画し、明快な原色を多用し、独立した複数の色調を組み合わせたミニマルアートへの類似が見られる作品が代表的なものでした。その後も、近藤は一貫して緊張感のあるクールな印象の作品を発表してきました。 今回の展覧会は、2001 年帰国後、その翌年に開催された練馬区立美術館での大規模な回顧展以来の新作展となります。 直線を多用し、限られた色調で計算つくされた冷静なまでの画面構成から一転。今回の新作は、自由な筆跡追憶Reminiscence 2009 から生まれた緩やかな曲線を主軸に、画面いっぱいに広oil on canvas 145.5x97.0cm がる作品へと変化してきました。 現在も尚、精力的に制作を続ける近藤竜男の新作展。是非ご高覧下さい。

※全文提供: ギャルリー東京ユマニテ

最終更新 2010年 1月 12日
 

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